ネコジャラシ

ネコジャラシ日が西に傾きはじめ、エノコログサのふさふさした穂をおおう毛先の一本一本が入日にキラキラ輝きはじめると秋はもうそこまでー。

エノコログサは、ほぼ日本列島のどこにでもあるイネ科の雑草。
今、話題の雑穀米に入っている粟の原種でもあるのです。
漢字で書くと「狗尾草」そのかたちそのまま、子犬のしっぽの意味。面白いのは英語では「Foxtail」きつねのシッポと呼ばれています。その穂のかたちからすると犬のしっぽよりはきつねのしっぽのほうが、よりそのかたちを言い得ているようですが海をへだてても同じ発想から名づけられたふしぎな雑草です。

エノコログサの又の名は「ネコジャラシ」。これはネコが喜んでじゃれるところからつけられた名前。
こちらは学校からの帰り道、道ばたのネコジャラシで友だちとふざけあった子どものころの体験がきっとある、あのおなじみの名前です。

近頃、このエノコログサの世界にも帰国種が日本中にひろがっています。
見た目はエノコログサよりやや穂が大ぶりの「アキノエノコログサ」がそれで東南アジア原産の雑草の種が貨物と一緒にいつの間にかアメリカに渡り、アメリカ大陸でひろがっていったものがアメリカからの雑穀の輸入が増えるにしたがって再び太平洋を渡り日本にやってきて今、各地でどんどんひろがっています。

明日23日は、暦の上では処暑。暑さがおさまるとあります。
猛暑をきわめた今年の夏もようやくおしまいモード、夏のダメージは夏の間に回復しておくのが、かしこいやりかた。
疲れ、だるさは足のツボ "足三里" に「はじめてのお灸 moxa」をー。
いいコンディションでさわやかな秋を迎えて下さい。

9月2日〜5日、ビックサイトで開かれる「第66回東京ギフトショー」せんねん灸のブース、東5ホールでは「はじめてのお灸 moxa」をおためしいただくことができ、お悩みの症状別ツボシートも取り出せます。
ぜひ、お立ち寄り下さい。
sennenq * - * 10:14 * comments(0) * trackbacks(0)

いいかげん

いいかげん火かげん、湯かげん、塩かげん…私達の日常使うことばにはかげんというのがあります。
かげんは「加減」。文字通り加えることとへらすこと。その絶妙なバランスが「いいかげん」。
ひとは五感のすべてを使ってそれを見きわめてきました。ひとのからだはいつの時代にもすぐれた計器でもあるのです。

たとえば…
塩少々は親指と人差し指でつまんだ量、小さじ約1/8。
塩ひとつまみは親指と人差し指と中指でつまんだ量で小さじ約1/5。


かつて麻婆豆腐を日本に紹介したといわれる中華の達人、陳 健民さんはテレビの料理教室でも大人気でした。この陳さん、実はアナウンサー泣かせで知られていたそうです。たとえば、塩かげんをきかれるといつでも「塩少々」。決してスプーン一杯、とか小さじ1/2とか何グラムとかは決してきくことができなかったそうで、料理テキストのレシピづくりは大変だったそうです。
陳さんはいうなら全身が料理人、その日その時の食材や気温やお客様の様子などの全てを五感で感じとって味をきめるために、一回一回の調味料の量も入れる順序も毎回違いました。しかし、出来上がった料理はまさに「いいかげん」。
中華の巨人にはレシピはやっぱり体の中にしかなかったのかもしれません。

NASAからも部品の発注があるといわれる日本の下町にある町工場。そのモノづくりの現場では、指先の感触だけでデジタル計器でもはかれない金属の凹凸を見分ける名人が今も健在だそうです。

時刻だって、時、分、秒まで表記される昨今、私達は周囲にあふれる至れりつくせりの数字に頼って生きていませんか。いいかげんを見つけるのはあなたの五感です。

残暑のつづく毎日、「はじめてのお灸 moxa」のおだやかな温熱と自然の香りであなたにとってのいいかげんのひとときをお過ごし下さい。
sennenq * - * 13:54 * comments(0) * trackbacks(0)

草花火

草花火暦の上ではきのうが立秋、暑中見舞も残暑見舞に変ります。とはいえ、残暑とは名ばかり、しっかり夏型の気圧配置がつづいています。そんななかこのところ週末ともなれば毎週のように日が暮れはじめると遠くから花火の音がきこえてきます。
日本列島の8月は花火の季節、何万発もの花火で日本一というからのんびりした小さなまちの花火大会までその規模はいろいろですが、この夏に日本中で開かれる花火大会は500箇所以上700箇所をこえるともいわれるほど、ざっと見ても各県に10箇所以上あるわけでこの時期近くのどこかでかならずといっていいほど行われているのです。

何十万人もの人出、数万発もの光と音の競演が数時間もつづく花火大会から初めて着たゆかたの子供たちが主役のファミリー花火まで日本人の花火好きの歴史は江戸時代からだそうです。

なかでも日本人ならだれでも経験のある線香花火。ブシュー、パチパチ・・・そして最後に赤い玉がくるくる・・・それを最後まで落とさないようにと・・・。幼い日の体験が日本人を花火好きにしているのかもしれません。この線香花火も今はほとんどが中国製。近ごろ、昔ながらの火薬の調合、日本ですいた和紙を使ってとすべて手づくりの線香花火が復活されましたがなんと一本が100円をこえるものになったとか・・・。

通りがかりの花屋さんの店先でめずらしい花を見つけました。草花火です。花火草とも呼ばれるこの花は、アメリカ南西部からメキシコが原産の花、「タリナム カリキナム」というのが名前とか。サボテンをおもわせる肉厚の葉っぱからスーッと伸びた細い細い茎の先に小さな紫色の花をつける姿はドカンとあがる打上げ花火のそれではなく、いうなら線香花火のあの可憐さがぴったりの花。9月近くまで咲くそうで楽しみです。

幼い日の線香花火は大人になってもあの花火の火薬のニオイとともにいつまでも夏のシーンとして記憶の小箱にしまわれています。

この夏、もう小箱入りの新しいシーンにであいましたか。
夏はまだまだつづきます。その日の疲れはその日のうちに。はじめてのお灸moxaで心もカラダもリフレッシュして残りゆく夏を楽しんで下さい。
sennenq * - * 12:10 * comments(0) * trackbacks(0)

天神さんの土用干し

天神さんの土用干し祇園祭も終って京都の夏はいよいよまっさかりー。

炎暑、猛暑といわれる土用の暑さ、京都では「油輝り」ともいわれるきびしい暑さがつづきます。
しかし京都にはこの暑さを待ってはじまる行事もあるのです。
土用に入ると北野天満宮の境内には甘酸っぱい梅の香りがただよいます。「大福梅(おおふくうめ)の土用干し」です。

天神さんの大福梅は招福息災を願い、京のお正月の祝膳にはかかすことのできないもの、白湯に入れていただきます。菅原道真を祀る北野天満宮の境内には、2000本もの梅の木があり早咲きの12月から春先まで次々と花をつけ、京の春を彩ります。

そして6月、その梅がいっせいに実をつけると赤いはかまの巫女さんをはじめ神社関係者総出でつみとります。
今年の梅はなんと3トンもとれたとか…その塩づけされた梅を土用の太陽にあてて仕上げるのが「大福梅の土用干し」なのです。
境内につくられた干し場にむしろをしいて10数万粒もの塩づけされた梅の実をひろげ、毎日毎日一個一個くるくるひっくり返して干しあげていきます。

「3日3晩の土用干し」とは普通の梅ぼしの土用干しのことで土用に約3日干すのですが、こちらは約20日間晴れたら出し、雨がきそうになると入れてとをくり返し、ふっくらした梅のかたちがひからびて小さくなりところどころに塩が吹き出してくるまで干しあげます。

そして8月末に梅は再び塩と共に樽にもどされ年の暮れまで熟成させ、12月の事始めの日から6粒づつ奉書紙につつまれ、参拝者に授けられます。

収穫から塩づけ、土用干しとすべてが巫女さん神職の手でつくられる大福梅は3万袋も用意されるそうですが、たった一週間ほどでなくなるほどの人気なのです。

きびしい京の夏も暦の上では間もなく立秋。
夜明けと共にはじまるセミしぐれに秋の気配を知らせるヒグラシの鳴声がまじるのもまもなくのこと…

暑い夏の食欲がわかない時には梅干しのすっぱさが効果的ですが、中国で古くから食欲増進のツボとして知られている "足三里” に「はじめてのお灸moxa」というのも効果的。
一度トライしてみてください。
sennenq * - * 11:26 * comments(0) * trackbacks(0)

ヒマワリ

ヒマワリひまわり。漢字で書くと「向日葵」。「日輪草」「日車」とも書きます。英名は「サンフラワー」。
その名の通りヒマワリはお日さまなくしてはありえない花。強い太陽の日ざしをたっぷり受けて輝くような黄色い花をつけるヒマワリは、まさに夏を代表する花といえるのです。

このヒマワリ、原産は北米。16世紀にスペインへそしてヨーロッパ中にひろがりました。日本へは17世紀に伝えられました。
ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめてる」。この言葉の通り、ヒマワリは太陽の動きにあわせて花が太陽を追っかけるように首をふるといわれてきましたが、そのように動くのは花をつける前の成長期のこと。花が咲いてからは首はふらないのです。
ヒマワリは花が終ると種がたっぷりとれます。このヒマワリの種、私達の頭にまずうかぶのは小鳥やリスのエサ。しかしアメリカのメジャーリーグの選手がみんな試合中、口をもぐもぐさせて器用に殻を出しながら食べているのもヒマワリの種。日本人メジャーリーガーが食べているのはあまり見ませんが試合の終る頃には床はヒマワリの殻でいっぱいになるそうです。
ヨーロッパの風景によくある地平線までつづく一面のひまわり畑というのは、そのほとんどは種を取るために植えられたもの。
食用のヒマワリ油となるため今も一面黄色のヒマワリ畑のつづく光景があちこちで見られます。

ヒマワリといえば欠かすことのできない名前はゴッホ。
後期印象派の画家ヴィンセント・ゴッホは、南フランスの強い日ざしの中で咲くヒマワリに強く心動かされ、数多くのヒマワリの絵を残しています。ゴッホ以外にもモネ、ゴーギャン、マチスなどヒマワリの名作を残している画家はたくさんいます。
その描かれているヒマワリの花をモチーフに今、品種改良されたヒマワリの種が名画シリーズと名づけられ売られています。
あの「すいれん」で知られるモネのヒマワリの絵に描かれたヒマワリの花を植物園で見つけました。

これでもかと連日照りつける太陽。夏は水分補給をこまめに…
そしてその日の疲れはその日のうちに取るのがかしこい夏のすごしかたです。
「はじめてのお灸moxa」をその日の疲れを取る "合谷" のツボにひとつ。
閉めたクーラーの部屋でもやさしい香りで身も心もほぐしてくれます。
sennenq * - * 09:41 * comments(0) * trackbacks(0)
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