コハクチョウが来た
2012.01.27 Friday

遠くに伊吹山を望む早崎ビオトープに羽根を休めるコハクチョウの群れ、琵琶湖の冬の風物詩です。
琵琶湖には、冬の訪れと共に数多くの渡り鳥がシベリアやユーラシア大陸の北のほうからやってきます。
その数なんと数万羽。琵琶湖のなかでも湖北は遠浅でエサも豊富なところから、琵琶湖にくる大半の渡り鳥はここをめざしてきます。
琵琶湖にやって来る冬の渡り鳥の代表はコハクチョウ。名前はコハクチョウと呼ばれてもハクチョウよりやや小さいというだけで翼をひろげると2メートルもある大型の鳥です。
そのほかにもたくさんの鳥がはるばる4000キロ近い距離を旅して毎年やってくるのです。
渡り鳥たちはまず北海道に到着して羽根を休め、そこから日本列島を南下します。オオハクチョウは体重も重いせいかほとんど北海道を中心に冬を越しますが、コハクチョウははるばる琵琶湖や、一番南としては米子の中海で越冬するのもいるそうです。

琵琶湖にコハクチョウが来るようになったのは、1970年代。
琵琶湖は水鳥の保護のための湿地を守るためのラムサール条約湿地として登録もされており、渡り鳥にとっては快適らしく、その数は増えつづけ今では毎年500羽ほどやってきます。
コハクチョウたちは夜は琵琶湖をねぐらとしますが、昼間はエサを求めて周囲の田んぼや池などにでかけます。
だから昼間の琵琶湖でその姿を見ることができないこともしばしば、又見えてもはるか遠くということのないのが、長浜市の早崎ビオトープ。ここは限られたスペースなので周囲からけっこう間近にコハクチョウの姿を見ることができるとあって一日中カメラマンの姿がたえません。
6月頃、ユーラシア北部で生まれた若いコハクチョウはまだ少しグレーの羽根を残しています。家族で群れをつくるコハクチョウは数羽の成鳥が常に若鳥を囲むようにしてゆったりと水面をすべるように泳いでいます。
大寒に入りやはり寒さは本格的になってきました。
湖面を渡る寒風にのって「コオーッ コオーッ」とコハクチョウの鳴き声がひびきます。
琵琶湖の冬は、今まっただなかです。
この季節、インフルエンザが猛威をふるうころ。
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