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百日紅(サルスベリ)

いよいよ8月。暦の上では7日が立秋で土用は終り。
でも暑さはまだまだピークがつづいています。辞書で見ると炎暑、酷暑、猛暑、熱暑、大暑・・・・。
いつの時代も暑いという言葉だけでは体感温度を表現しきれないところからこんなにもたくさんのコトバが生まれてきたのでしょう。

このきびしい夏の暑さの中でも小さな花が咲きつづけているのがサルスベリ。
サルスベリは、江戸時代に中国から伝えられた植物で中国名の百日紅がそのまま名前として使われています。
7月には花をつけはじめ、8月をこえて9月まで炎天下に次々とピンク色や白い花をつけつづけます。
サルスベリが、いつも花をつけているように見えるのは、小さな花が次々と咲きつづけるからで、その花が房のようにかたまっているので、いつでも咲いているように見えるのです。
花といえば桜の花のようにパッと咲いてパッと散るのをよしとする人も多い中で、なんともいじらしく咲きつづけるサルスベリの花も以外と好きという人も多いようです。
夏日のつづくなか、ほとんどの色が消えてしまってもあざやかなピンクの色を届けてくれるからかとも思いますが、やはりその名前によるところが大きいようです。
百日紅という堂々とした名前があるにもかかわらず、その独特のスベスベした木肌をさして、サルもすべり落ちそうというところから名づけられたのがサルスベリ。
サルスベリの木を始めてあらためて見ると“あっ・・・本当。” 日本人は、このようにたとえたり見立てたりに、本来すぐれた民族であったという説がありますが、サルスベリと名づけた人のユーモアのセンスにはとても共感できます。
ネジバナ、赤まんま・・・・雑草の中にも楽しい名前はたくさんあります。
お灸に使うもぐさになるよもぎは「よく燃える木」からきているとか。
その燃えかたもパッと燃えるのではなく時間をかけてゆっくり燃えるのがお灸のもぐさとして最高の燃えかたということからだそうです。
長い歴史の中でヒトの知恵の中から生まれてきたお灸は、その歴史の重さが今、注目を集めているのです。
「はじめてのお灸moxa」は、このお灸のすばらしさを知っていただきたいとの願いから生まれたビギナー向けのお灸。やさしい温熱ともぐさと ともに たして いい香りになる天然成分の香りが入ったはじめてのお灸で四つの香りがあります。是非、一度ためしてみて下さい。今日のあなたのお好きな香りは何でしょう。
sennenq01 * - * 11:17 * comments(0) * - * - -

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