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オミナエシ・粟花

大文字の送り火が終ってもまだ日中は、残暑というコトバがあてはまらないほどの暑い日がつづいています。しかし朝夕はどこか秋の気配が感じられるようになってきました。

ヒトは風のかすかな冷めたさであったり、風の音で秋を知るとよく言われてきましたが植物が秋の訪れを知るのは日一日 日脚が短くなってくることだそうです。

毎日少しずつの変化なので私達は早起きした時などあれっ!と、めっきり夜明けの遅いことに気づいたりするものですが、植物は一日一日の日脚の変化を体内時計で読みとり日中の暑さにまどわされることなく秋の訪れを知り花をつけるのです。

「萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、あさがおのはな」(万葉集)
とうたわれてきた秋の七草のひとつ、オミナエシが咲いています。
春の七草が長い冬にじっとたえてきたわたしたちの体に、春の訪れを知らせ体をめざめさせてくれるたべものとして親しまれてきたのに対し、秋の七草は万葉人によって秋の気配を教えてくれる植物としてあげられたものと思われてきましたが、実は秋の七草のうち萩とススキ以外の五種はすべて薬用植物として利用されてきたもので単に観賞用の植物ではないようです。

黄色い小さな花がかたまって咲くオミナエシは、その色といい、姿といい楚楚とした風情であたりがまだ濃い夏の緑の中に秋という季節がそっと第一歩を記したかのように咲いています。

オミナエシのオミナは女性・美人のこと。エシはメシが変化したコトバでごはんのこと。黄色の小さな花の粒をかっての主食のひとつであり今、五穀米などでおなじみの粟にたとえたとのことです。そういえばオミナエシには粟花という呼び名もあります。
同じように赤い小さな花の粒が咲くミゾソバは、赤まんまと呼ばれ、昔は子どもたちのママゴトに欠かせなかったもの。

今の私たちは、小さな花を見てもゴハンを連想することは、まずありませんが、かっては「食」は人の暮しの中でも子どもの遊びの中でも、きっと大きな位置を占めていたのです。

秋の七草は、まもなく、それぞれの花がそれぞれの秋を感じて次々と咲くようです。
私達も五感を働かせ自分なりに季節の移り変わりをキャッチして秋の養生をスタートさせる時期です。
秋の養生には「はじめてのお灸moxa」を足三里に。このツボにお灸をすえることを「健康灸」といい、期待できますよ。
sennenq01 * - * 11:25 * comments(0) * - * - -

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