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ちりれんげ




ちりれんげは散蓮華と書きます。
そのカタチがはらりと落ちた蓮の花びらに似ているところから名づけられた日本語です。ちりれんげは、もとはといえば中国のもの。中国では「匙」-chi(チー)とか「湯匙」-tanchi(タンチー)と呼ばれてます。

中国では、この陶磁器の匙が今も使われているのは火を通してすぐ熱々の料理を食べる中国の食文化によるものかもしれません。中国の食卓には、必ず箸と一緒に置かれている匙は熱いスープでも金属のようにヤケドすることもなく、又、熱々の小籠包を食べる時に左手に持った匙の上でスープがこぼれないように使ったり、麺も匙に一口分づつ取って食べるなど、金属のスプーンではちょっとむつかしい独得の使われかたをするおなじみの道具なのです。

中国だけでなく中国の食文化の影響をうけるベトナム、マレーシア、シンガポールなど東南アジアでひろく使われている匙、ちりれんげは、日本でも最近は、そのやさしさが人気となってお店でよく見かけますが、大体同じ様な大きさで、ほとんどが無地のものが多いのですが、国によってそのかたちはさまざま。

料理に取り分けるのに使うのであろう大きなものから、全体の長さ5〜6センチの小さなもの、そして細長いの、幅のひろいの、深いものと実にいろいろあります。でもちりれんげの最大の特徴はその絵柄にあります。

美食不如美器、おいしく食べるには、器も美しいほうがいいという中華料理 の考え方かもしれませんが、日常の道具でありながら必ず絵柄がついています。おなじみの中華模様にはじまって草花とか魚とか野菜とか、なかには人物が描かれているものも------。



そして日本で生まれたちりれんげの仲間に「とんすい」があります。
とんすいは鍋料理の取鉢としてや天つゆを入れるのに使われるあの耳のついたちょっと深目の小鉢のコト。そういわれてみるとちりれんげのカタチをギュッと圧縮したカタチです。ちりれんげの中国の呼び名タンチーからきたのだそうです。日本独自の食文化の中でそのカタチをかえることで新しい命を与えられたとんすい。

せんねん灸は、2000年をこえて伝えられてきたお灸の熱いヤケドするという悩みを解決することで新しい命が与えられたのです。そしてさらに進化したのが「はじめてのお灸 moxa」。知恵は積み重なることで時代をこえて受け継がれていくのですね。
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