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竹の秋



三方を山に囲まれた京都にあって、西山はあまりにも有名な東山と違って低い山がつづくのが特徴です。

その西山の新緑が日に日にその緑の色を濃くしていく一方で、その山すそのあたりは、黄色く色変わりはじめています。

竹の秋です。

俳句の季語で竹の秋は春になっていますが、西山あたりでは今がまさに竹の秋。

この西山一帯は、日本一といわれる筍の名産地。シーズンになると毎日東京の料亭にまで空輸されるほどの人気。春、この筍を育てるためにすべての栄養をつぎ込むため筍が出ると親竹の葉は黄色く変わり、やがて枯れ落ちていきます。



ちょうど秋に普通の植物が枯れると同じこととして、この時期を竹の秋と呼んできたのです。しかし竹は葉が落ちると同時に若葉が出るため竹の世代交代はあまり人目にはつきませんが、筍のシーズンの終った竹林に入ると竹の葉の1枚1枚がクッキリみどりから黄色く色変わりしています。

将来の親竹として残された筍がもうすっかり親竹と同じくらいに背を伸ばしています。その一方でやがて枯れてすっかり色が抜けた竹の葉は、1枚1枚くるくる回転して地面に落ち、竹林全体が白くなるほど散り敷くのです。

竹は、木でも草でもなく植物図鑑では、イネ科に分類される不思議な植物。東南アジアでは竹の家に住む人もいますし、世界ではなんと1500種類もの用途があげられてる竹ですが、日本人とのかかわりも深く暮らしのあらゆるシーンで利用されてきました。

春、筍を食べ若竹が成長に従って落とした竹の皮は食べ物を包んだり細くさいて縄にして使ったり、竹の幹は中の節をぬいてパイプとして水を引くのに使い、割って細かくさいてザルなどさまざまな道具を作り、葉の落ちた枝は箒にしてとそれこそあらゆる場面で利用されてきました。

それが今、竹製品のほとんどは、プラスチックにとって変わり竹の需要が少なくなり竹林には行き場のない竹があふれて荒れ果てています。竹林は今や竹の秋ならぬ、冬の季節に向っているのです。

今、竹にとっては、お灸のもぐさがよもぎの葉の裏の綿毛から生まれたような全く違った用途が待たれているのです。

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