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南天の花も咲きました



天候不順で花の開花が遅れているようですが、今週に入り平年並みの天気がつづいて柿、栗、南天など実のほうがよく知られた植物の花があいついで咲きはじめました。

南天の花は上に向って伸びた房にいっぱいいっぱい白いつぼみがついてそれが次々と黄色い花を開かせます。小さな花が次々と咲くため白いつぼみのほうが目立って遠目には花は気づかないくらいです。

南天というとなんといっても冬、ほとんどの植物が葉を落とす中で赤い実は唯一、小鳥たちを呼びよせ、庭のにぎわいを保ってくれるところから、どこの家の庭にもよく目につく植物ですが、南天は又その呼び名が「難を転じる」「災をさける」とされ縁起のよい植物ということからも庭木として植えられているのです。

南天の実は、そのまま地面に蒔いても芽は出ません。南天のあの赤い実の中には、大きな種をつつむように薄い果肉がありますが、その果肉には発芽を押える働きがあるからです。

春、温度が高くなると外の果肉が腐ってなくなると発芽OK。地面に落ちた種を少しでも確実に発芽にみちびくために南天は、すばらしい発芽装置を持っているのです。そういえば春、南天の木の周囲にはよく見るとあちこちに小さな芽が顔を出しています。

かつてお祝いごとには赤飯をたいて隣近所や親戚にくばる習慣がありましたが、炊きたての赤飯をお重に入れ、その赤飯の上には一枝の南天をのせます。縁起のいいとされる南天をそえるという意味かと思ったらこれには理由がありました。南天の葉には「ナンジニン」という成分が含まれており、熱を加えるとチアン水素が発生します。これが殺菌作用があるために南天の葉を一枝そえるのだそうです。そういえば焼物の鯛などにも南天がそえられているのもそのためなのです。

南天の実は、南天実と呼ばれ生薬として煎じてセキドメに効果があることも良く知られています。

冬、その赤い実で小鳥たちに喜ばれヒトの目も楽しませてくれる南天ですが、花の季節は実に静か、風もないのに黄色い小さな花が次々と咲いてはほろほろ落ちています。

暦の上では、10日は梅雨入り。梅雨にそなえて「はじめてのお灸 moxa」で灸養生。毎日つづけることで梅雨をのりきりましょう。そして長雨に気分も沈みがちな日には「はじめてのお灸 moxa」の香りもお役に立ちます。
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