冷え
2006.12.08 Friday

12月9、10日は京都鳴滝、了徳寺の大根焚き。
昔、この地を訪れた親鸞上人に村の人が大根を焚いてもてなしたのが大根焚きの始まりとか。2日間でなんと3000本もの大根が食べやすいように切り分けられ大釜で油揚げと一緒に焚き上げられます。
しんしんと冷え込む京の冬。しょうゆ味の大根が湯気をあげてお参りの人を迎えます。
「中風のオマジナイ」と毎年参拝するお年寄りだけではなく最近では全国から訪れる一万人もの人でにぎわいます。
京の街は大根焚きが終わるとすぐ事始め、あわただしい年の瀬を迎え、底冷えも日に日にきびしくなってきます。
冬は冷え症の人にとっては特につらい季節。西洋医学では病気とされない冷え症ですが、今、成人女性の80%は冷え症を訴えているという統計もあるほど、女性に多いのです。体質・ストレス・女性ホルモンの変調などの複数の原因があげられていますが、女性のストッキングやボディラインを整えるためのタイトな下着も体をしめつけるため体温の調節機能がうまく働かないこともあげられています。
ヒトは寒いと感じると皮膚の表面近くの毛細血管を収縮させて体温が逃げないように調節します。
つらい冷え症、でも日常生活の中で気をつけることやチョットした工夫でずいぶん改善できるのです。
血流をよくするビタミンEとかビタミンB、鉄分を含んだ食事を摂るようにするとか、なるだけ体をしめつけない、ゆったりルーズな服装で過ごすとか、お風呂はぬるめのお湯にゆっくり浸かって体をシンからあたため、あがる時に足のツマ先に冷水シャワーをするのも効果的です。
又、最近冷え症の改善に漢方が注目を集めています。
ヒトの体には冷え症を改善して体をポカポカさせるツボがいくつもあります。リラックスした時ほんの数分のお灸が昼間のストレスにさらされた体をリフレッシュするのもかしこい冬の冷え症対策。
「はじめてのお灸 moxa 」はとてもいい香りのお灸。入門用でやさしい温熱です。
火のついている間は数分ですが、ツボの刺激によって体をシンから温める働きはそのまま持続するすぐれものなのです。
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