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冬芽ふくらむ


春のこない冬はない…
季節の中で春ほど待たれる季節はありません。どこそこの梅は三分咲きとか、早咲きの菜の花がもう満開だとか、春近しのニュースは新聞の一面に写真入りでよく目にするようになりました。

暦の上ではあと数日で立春、電車から見える山の稜線が冬の澄んだ空気のパキッとした線ではなく、なんとなくほわっとしてはっきりしないのを見ると、こういうのも春の気配って言葉が似合うのかなって思います。冬の間って道を歩いていても目的地に向ってまっしぐら、周囲を見る気分ではなかったのが少し暖かい日だったりすると気分に余裕ができたのか数日前から近くの桜並木の冬芽が日に日にふくらんでいるのに気づきました。

植物はそれぞれが本来季節の動きを知るDNAを持っていてヒトのように暖冬だ、異常気象だってさわがずに独自に季節の動きをキャッチして、木によっては去年の秋から着々と春に向けて準備しているのです。

かつてヒトも自然の営みの中でそれぞれが季節を読む方法を身につけていました。天気図も天気予報もなくても雲の動き、風の流れなどを読む経験とカンを総動員して明日の天気を、三日先の天気をあるいはずっと先の種を蒔く日までも読んで暮らしていました。
それが自然の中で生きるために欠かせないことだったのです。

桜の花は元旦から平均気温をすべてたして600度になると花が咲くという600度説というのが気象業界にあります。
この話に出会うたびに今年こそ一度確かめてみようと思うのですが、やっぱり思うだけで手は出せないのです。
近くの桜並木の冬芽はもう200度くらいはたくわえたでしょうか、だいぶふくらんでいます。

八百屋さんの店先では早々と四国産の親指くらいの可愛いふきのとうが春の香りを漂わせています。
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