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さくら物語


暖冬で今年の桜の開花は例年にくらべかなり早くなりそうとか。そういえばもうすっかり春の気配。あと数週間で桜の季節なのです。
近頃、桜人気は高まるばかり。先週あたりから桜特集の雑誌が書店に並びはじめています。

桜の国、ニッポン。全国各地には樹齢数百年、なかには千年をはるかにこえる桜がたくさんあります。少し前までは、春になると誰に見せるでもなく春風にさそわれるように花をつけ、又ひっそりと花を散らしてきた桜の古木にとって昨今の桜ブームでどっと訪れる人出はきっととうてい考えられない現象なのでしょう。
桜がどうしてここまで人を引きつけるのかはわかりませんが、満開の花をつけて圧倒的な存在感を示すその姿を形づくっている、その幹の姿も忘れることはできません。盛りあがった太い根、ゴツゴツとしたコブ、自然に立ち向う中で曲りくねった枝が何百回、そして千回をはるかにこえて迎えた春の出来事を雄弁に語ってくれるのです。

桜の古木を訪ねてその樹の物語を精緻なペン画で描きつづけている画人がいます。彼はまだつぼみの固い季節に桜をたずね人気のない自然の中にひっそりとたたずむ桜の前に対座して桜の話を聞くのだそうです。
寒風の中でまだ固いつぼみの桜は来るべき春に心ときめくのか、いつもより雄弁だとか。桜は芽を出したその場所を自分の場所とうけとめはてしない時間を自然に立ち向ってきたさまざまなドラマを盛りあがったコブを通して幹に幾筋も刻み込まれたヒダを通して語ってくれるといいます。

大空に大きく枝を伸ばし花をつける桜はそのあまりの高さと人の多さもあり、その花の匂いはさだかでありません。しかし、花の下にたたずむと桜の花は匂いを持って私達に届きます。それぞれが持っているニオイの引き出しから桜の匂いを取り出し目の前の桜にあわせているのです。
そういえば春のニオイなんて心がうきうきするような言葉もありますが、この場合は一人ひとりが自分だけの春のニオイをイメージしているのです。五感の中でまだいちばん解明されていないニオイの世界はまだまだふしぎがいっぱいなのです。

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