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聞く



近頃なぜか耳かきが注目を集めています。デパートなどのヘルスコーナーには素材もかたちもさまざまな耳かきが並んでいます。昔ながらの手づくりの竹の耳かきから、ラセン状のもの、チタン製のもの、まっ黒のものなど色もかたちも素材もいろいろ。

今、私達の暮しは、たえずなんらかの騒音に囲まれています。そのはんらんする音の洪水の中で必要な音だけが鮮明にきくことができる耳かきはありませんかなんて問いかけたくなるほどの種類です。

「聞く」というのはヒトとヒトのコミニケーションの第一歩。
一番大切なことです。

聞くという漢字は門がまえに耳。門は閉ざされた2枚の扉をあらわしています。そのぴったり閉ざされた扉の向こうの音に耳をそばだてる。
それが「聞く」なのです。

最近話題になったほほの下のアゴの骨にあてて音を振動でとらえる骨伝導を利用した携帯。雑踏の中では耳で聞くよりもよく聞こえるとか。

聞き上手という言葉もあります。ヒトはだれでも聞くより話すほうをえらびます。だから話し上手になるより、まず人の話しを聞くことを常に心がけることが人間関係をスムーズにする秘訣ですよね。

「聞く」はヒトの五感の中でも特にデリケートな要素を持っています。昔からそのことに集中して味覚や臭覚を動員して判断するのを「聞く」という言葉が使われてきました。

たとえばお酒の味を吟味することを聞酒と呼んで聞くという字があてはめられています。胸に手をあててきいてごらんなどという表現もあります。

そして、聞くの使われかたのなかで実に特徴的なのが香を聞く「聞香」(もんこう)。臭ではなく香というデリケートな違いをかぎわけるのは鼻をくんくんではなくて心澄まして立ちのぼる香をうけとめるというところから「聞く」という言葉があてられているのです。

香りを聞くという日本の香の世界。
「はじめてのお灸moxa」はこの伝統の香りの世界から生まれました。

はがす 火をつける はる。 そして「聞く」。
「はじめてのお灸moxa」でおためし下さい。

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