<< 風薫る | main | 若竹 >>

かつおぶし箱



先日、京の台所 錦市場を歩いているとさまざまな匂いにまじって削りたてのかつおぶしの香ばしい匂いにであいました。

「あっ、かつおぶしってこんなおいしそうな匂いだったんだ」って、あらためてビックリ!
かつおぶし屋さんの店先には、うすーく削られたばかりのかつおぶしの山がなんともいえないピンク色をしているのに又感心!
そしてその横には今ではデパートでも、あまり見かけなくなったかつお節が積んでありました。

“売れるんですか?”  “まぁボツボツというところですか---- 。”
というお店の人の話。
でも、さすが錦市場、かつお節を削って使いたいという人がけっこう訪ねてくるそうです。
かつてかつおぶしといえば、どこの家でも大工道具のかんなのやや小ぶりのものが、箱の上についているかつお節けづり器(かつおぶし箱ともいうそうです。)で毎日使う分だけ削って使っていました。

冷奴、湯どうふ、おひたし……。
しかし、かつお節が本来のチカラを発揮するのは日本料理のだしの世界。

京都の名のあるお店では今も毎朝、そのお店の注文にあわせたかつお節の削りたてが、かつおぶし屋さんから届きます。

お店では届いたばかりのかつおぶしと昆布でその日に使うだしをひくのが朝一番の仕事とか。
だしをひくというのは、自然にうまみを引出すというところからきているのでしょうか。

日本料理の味の基本はだし。昆布のまろやかなうまみと、かつおぶしの風味との微妙なバランスで素材のおいしさを引出すのがいいだしの条件とか……。

今、私達が日常目にするかつおぶしは、あの小袋に入ったもの。削りたてが命のかつおぶし、おいしさを食卓に届けるために今から、約40年前に開発されたもので密封できる小袋にガスと一緒に削りたてのかつおぶしを封入、酸化を防ぎ削りたてのおいしさが食卓に届くようになったそうです。
結局、この日かつお節の色と匂いにつられて、かつおぶし箱を買っちゃいました。
お店で使い方の説明を聞き、その場でシュッ、シュッ、シュッ、心地よい音と共に引出しに削りたてのかつおぶしが……。

フヮ〜といい匂いがたちこめ思わず口にパクッ!
子供の頃、削りたての匂いにつられ手をのばし叱られた事を思い出したりして

微妙なうまみのバランスで素材のおいしさを引出すだしが決め手の京料理。

「はじめてのお灸 moxa」の香りの舞台はこの京都。
やさしさの中にも奥深さのある香りがブルーになりがちな梅雨の気持ちを癒してくれます。
雨の音をききながら、はじめてのお灸 moxa---- 。
いちど、トライしてみませんか?
* - * 10:15 * comments(0) * - * - -

コメント

コメントする









このページの先頭へ