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夏休み



大文字の送り火が終わると暑い暑いといわれる京都の夏も峠をこえると言われますが、今年はまだまだ猛暑が続く気配です。
子供たちの夏休みもあと半月、宿題や自由研究もいよいよ火がつく頃です。
夏休みの自由研究の定番であった昆虫採集は今では人気薄だそうで、そういえば虫とり網を手にした子供達の姿も以前ほど見かけなくなったようです。

2〜3日前、近くの道路ぎわの桜の幹になんと10数匹のアブラゼミの集団を発見、中にはクマゼミも2匹いて、それがすぐ手のとどく高さ。
思わず感激して、そばに近づき携帯でカシャ!
しかし逃げる気配なし……。
セミ達も「みんなで鳴けば恐くない」なんでしょうか?
通りかかった小学生達に「見て!見て!」と声をかけましたが「アレー?」「ヘェー」だけで興奮しているのは大人の私だけだったようです。

小学校の頃、夏休みに入るとすぐ買ってもらった虫とり網も8月に入るころには、もうぼろぼろ…… それだけ毎日トライして夏休み中にとれた昆虫といえば、赤トンボや糸トンボ、アブラゼミどまり、クマゼミやミンミンゼミは遠くから見るだけ近よることもむつかしい遠い存在だったのです。
それが追われなくなったためか薮が増えたためか、この頃のセミの危機管理はかなり甘くなっているようであのセミとの出会いはホント不思議な体験でした。

そういえばトンボの目の前に指をつき出して、クルクル回してトンボをとるのも子供にとってあこがれの技術、見まねていつの間にか身につけるワザのひとつでした。
しかし易々とトンボはつかまりません。毎日、機会があるたびにトライするなかで、やがて何かの拍子につかまえることに成功するのです。
遊びの中でも子供たちは、はるかな夢をチャレンジつづけることで結果的に成果のあることを学んでいたのかも知れません。

香りを香りで克服する、もぐさの香りのお灸の香りをやさしい違った香りにするという無理な注文にきちっと答えてくれた古都のパヒューマー達のチャレンジ精神もこんな小さな頃の体験が生きているのかも知れません。
「はじめてのお灸 moxa」の香りの中にもさまざまな物語があるのでした。
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