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芋名月



月月に月見る月は多けれど月見る月は この月の月(詠み人しらず)

今年の中秋の名月、十五夜は9月25日。旧暦の8月15日にあたります。
月の満ち欠けをもとにした旧暦では、その月のはじめの日の月を新月として15日目の月が十五夜、そして月は再び欠けはじめ15日間で一ヶ月が終わります。
だから十五夜は、毎月あるのですが7月、8月、9月を秋とした旧暦の8月15日は空気の澄んだ秋のまんなか、即ち中秋というわけで、この日の月を中秋の名月として古くからお月見の風習があったのです。

中秋の名月は、またの名を「芋名月」とも呼ばれます。
京都では、この日あちこちの神社でお月見の催しがおこなわれ、ススキやお月見団子と共に必ず、ずいき、サトイモが供えられます。
サトイモが日本に伝えられたのは、縄文時代とも弥生時代ともいわれるほど古く、稲が伝えられるまで日本でもサトイモが主食だったのです。
サトイモという呼び名は、本来日本にあった野生の山芋に対して、畑で栽培できる芋ということで里の芋、サトイモと呼ばれるようになったそうです。

この時期はちょうどサトイモの収穫期、十五夜を芋名月と呼び必ずサトイモをお供えしてきたのは、お月見がサトイモの収穫に感謝する行事だった名残りという説もあります。

十五夜が近づくと京都のお菓子屋さんには、月見団子がいっせいに並びます。
よく絵本にあるような、まんまるのお団子ではなくお団子を餡でくるんでサトイモのかたちをしたお団子です。

今では十五夜、中秋の名月といってもテレビや新聞で知るばかり。もっとも街あかりで明るい空に浮かぶ月と違って昔の人たちが見た月は、漆黒の空にくっきり浮かぶまんまるの月。
さぞかし鮮やかなものだったのでしょう。

今、私達の見る街あかりの中の月に、お餅をつくウサギの姿はなかなか想像できません。でも季節を伝える行事って大事にしたいですね。

十五夜まであと数日、今夜あたり窓をあけて月を眺め「はじめてのお灸 moxa」で体をリフレッシュしてみませんか。
* 季節 * 11:07 * comments(0) * - * - -

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