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京の秋はおくれそう



11月の声をきくと、さすがの夏の猛暑の余波がいつまでもつづく今年の気候も秋の気配が深まってきそうです。
とここまで書いて新聞を見ると、なんと異常気象やら暖冬の影響やらで近頃の京都の紅葉はどんどん遅くなっているというニュース。どうやら今年の京の紅葉の見頃は、なんと12月に入りそうだとの気象台の予報です。

ちなみに気象台の紅葉の基準になるモミジは、気象台の敷地内にあるイロハモミジ。どこにでもある一般的なモミジですが、イロハモミジという呼び名は、モミジの尖った葉が「いろはにほへと」の7つ数えられるところからこう呼ばれているそうです。
清水・嵐山・八瀬・大原と、京都の秋はどこも紅葉の名所がずらり。
全国からドッと観光に訪れる人でにぎわいますが、紅葉の時期が不安定とあっては、スケジュールをたてるのもむづかしくなりなかなか大変そう。
春の桜も決して見頃が決まっているわけではありませんが、紅葉はその年の日照やら夏場の日照りやらと、いろいろ条件があるため京都に住んでいても見事という紅葉に出逢えるのは、何年に一回というくらいむずかしいのです。
紅葉という私達に秋を知らせてくれる季節のセンサーも近頃の気候にはちょっととまどいがちのようですが、京都の暮らしには秋には秋の行事があり、暮らしの中に季節を折り込むことが日々のアクセントになっています。

例えば、京菓子の世界では暦の上で秋を迎えると秋のお菓子が登場してきます。
山もみじ・山みち・銀杏などといった銘を持ったこれらの京菓子は、お茶と深いかかわりの中で発達してきました。
しかしこれらのお菓子は、のれんをかかげたお店をたずねても売っているわけでもなく、ほとんどは注文によってつくられます。
その日お招きするお客によって、その日の趣向によって、お茶会の開かれる時間までも考慮して100%手づくりでつくられます。
例えば「きんとん」。あんの玉の周囲にうらごしした別の色のあんをつけただけで季節をあらわすワザ。リズミカルに動く手の動きの中でまたたく間に生まれるその彩りの中から不思議に伝わってくる季節らしさが、銘によってさらにくっきりしてくるという趣向こそ、京菓子が芸術といわれるゆえんなのです。

今日のあなたの趣向はどんなのですか。
香木の香りに心をゆだねてお灸で体をすっきりなんてメニューはいかがですか。
「はじめてのお灸moxa」です。
* 季節 * 13:35 * comments(0) * - * - -

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