<< ひなまつり | main | 春隣 >>

余寒・予感




立春をすぎてからの寒さを余寒と呼びます。文字通り寒のあまり・・・。
めっきり春めいた日がつづくなか、取り残されたかのようにやってくる寒さのイメージにぴったりのコトバですが、今年の2月の寒さは各地で記録をぬり替えるほどのきびしい日がつづき、2月23日に関東に春一番が宣言されましたが、その翌日は又、雪。各地ともまだ余寒とはほど遠いきびしさがつづいているのです。

とはいえ、ひなまつりも終りどうやら春はかなり近くまできたようで、遅れていた京都の北野天満宮の梅の花も見頃を迎えています。
そして、自然に目をやると2月のきびしい寒さのせいで、じっと我慢を続けていた草も木もようやく廻りを見ながら頭をもたげはじめてきたようです。春を告げる香りというとまずフキノトウ。でも田芹もなかなかのものです。

セリは根の白いところから根白草とも呼ばれるほど浅いみどりと白い根があざやかな水ゼリがポピュラーで、平安時代にはもう栽培されていたといわれるほどヒトの食生活との関わりは古く、京の伝統野菜の中にも久世のセリとして今も栽培されています。冬でも暖かできれいな湧き水のあるところなら育つ水ゼリは、今ではすっかり冬の野菜のようになっています。

それにひきかえ田んぼのアゼ道のワキや刈り株の並ぶ田ごしらえの前の水田に自生し黒い土にはり付くように芽を出す田芹はセリの種類の中でも厳しい冬を超えて芽を出したせいか香りが強いのが特徴で、田んぼのアゼ道で見つけて摘み取ると手にあのセリの香りがひろがります。

セリは万葉集にも登場し、又、春の七草にも一番にあげられるほどですが「春苦み 夏は酢物 秋辛み 冬は油と心してとれ」というコトバもある通り、セリといい、仲間のミツバ、そしてフキノトウなど春先に顔を出す自然のめぐみはどれもアクが強くほのかな苦味と香り高いのが特徴です。

冬の間はどうしても新鮮な野菜の不足がちの体には、季節にさきがけて登場するこのほどよい苦味と香りが春を予感させてくれるのです。

あなたはもう、この春の予感に出会いましたか−−−−。
春はいよいよもうそこまできています。
春をいきいきエンジョイするために、この週末あたり「はじめてのお灸moxa」で身も心もリフレッシュしておいてはいかがでしょう。一足早く、春爛漫、花のかほりがおすすめです。

* 季節 * 17:39 * comments(0) * - * - -

コメント

コメントする









このページの先頭へ