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春告げ魚

瀬戸内の春を告げる「いかなご漁」は今まっさかり。

関西では「いかなご」、関東では「こうなご」と呼ばれて日本各地に生息しています。なかでも、淡路島の周辺に広がる鹿ノ瀬、沖の瀬と呼ばれる豊かな砂地をすみかとする明石海峡や淡路島近海の「いかなご」は、極上とされています。

いかなごの名前の由来はというと「いかなる魚の子」と聞いたところから「いかなご」と呼ばれるようになったとか、いろいろいわれていますが定かではありません。
大きくなると「古背(ふるせ)」と呼ばれ、体長15センチを超えます。そして水温が15℃を超えると砂に潜って冬眠ならぬ夏眠するというめずらしい魚なのです。
春、3月から始まる「いかなご漁」は、この冬に生まれたばかりの「新子」と呼ばれる体長2〜5cmくらいの稚魚。くぎ煮には3cm前後が最もおいしいとされています。

獲りたてのいかなごをしょうゆと砂糖で甘辛く煮たいかなごの佃煮は、昔からありましたが1960年代に「いかなごのくぎ煮」と名づけられたあたりから瀬戸内の春の味として広がりました。くぎ煮とは、煮上がった姿が「サビた古釘」のように見えるところから「くぎ煮」と呼ばれるようになったそうです。

鮮度がいのちのいかなご。
獲れたてを一時でも早くというところから地元では、朝網、昼網の一日2回、水揚げされたばかりのいかなごが魚屋さんやスーパーに届くのを待つ人の列が毎日できるのです。

年々盛り上がるいかなごフィーバーに、この時期くぎ煮を煮るためのひとかかえもある大鍋が飛ぶように売れるそうで、店頭に積みあげられたのを見ることができます。
中には一人で数十キロも煮るという人もいるといわれる、いかなごのくぎ煮。
瀬戸内の春の便りとして全国の友人、知人に送る人が多いとか..
鷹の爪を入れたり、ごまを入れたり、いかなごのくぎ煮に味の絶対はありません。かたくかたく煮たの、やわらかいの、シーズン始めのきわめて小さないかなごに限るとか、煮る人の数だけの違った味のくぎ煮が毎年生まれるのです。そして春告げ魚と呼ばれるいかなごのくぎ煮は、瀬戸内から全国に春を知らせているのです。

「はじめてのお灸moxa」も春告げ香ともいえる、はなの香りがあります。
いよいよ4月新しいスタートを迎える人もたくさんいらっしゃることでしょう。
なにかとストレスの多いこの時期、「はじめてのお灸moxa」で心も身体もリラックスして下さい。
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