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鴨足草


ユキノシタはひかえめな植物です。庭にあっても真ん中ではなく、どちらかというと庭のスミのほうの日陰のジメジメしたところや石垣にはりつくように生えています。

花も小さくあまり目立たない花ですが、繁殖力はけっこう旺盛です。
ユキノシタの名前は、冬の間も枯れることなく雪の下で生きているところから名づけられた実にわかりやすい名前ですが、またの名はとなるとこれがなかなかユニーク。葉っぱのカタチから名づけられたのは「虎耳草」と書きます。こんもりした葉のカタチと葉をおおう毛の様子からつけられたようですが、虎の耳ってこんなカタチしてましたっけ------。

もっとユニークなのが「鴨足草」。
これは花のカタチからきたもので花を見るとなるほどとうなづけます。ユキノシタの花は、五弁のうち上を向いている三弁はうんと小さくうす紫色で斑点がありますが下に向いた二弁は何倍も大きく長く八の字型にひらいた白い花弁です。

ユキノシタを遠目に見ると目立つのは、この大きな「八の字」型の白い花弁、それがいくつも同じ方向を向いているのを見ると群れている鴨の足跡のように見えるので納得です。

ユキノシタの若葉は天ぷらにするとおいしいと言われています。その色といい手触りといいちょっと食べることは思いつかない姿形ですが植物がすっかり枯れる冬も生きているところから食用とされてきたのです。

このユキノシタ、漢方にはあまり用いられないようですが民間薬としては切り傷に葉をもんで貼ったり、むくみに乾燥した葉を煎じて飲むなど重宝されてきました。庭のスミにあるユキノシタは、実はセンブリやイカリソウなどと同じく役に立つ植物として大切にされてきのです。

梅雨の晴れ間に鴨足草の白い花が風に舞っています。
梅雨前線が日本列島ぞいに停滞して梅雨も本格的、不順な天気がつづきます。こんな時こそ灸養生がおすすめです。やがてくる梅雨明け、夏休みの計画を立てつつ「はじめてのお灸 moxa」で元気を出しましょう。
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