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雲の峰

「もう祇園さんやから」「祇園さんがこないと」京都の人が梅雨の終りと夏の到来を語る目やすにあるのが7月17日の祇園祭。

各地で記録破りの豪雨をもたらした今年の梅雨明けは、まさにいい伝え通り、17日に気象台の梅雨明け宣言も出て見事快晴。まばゆいばかりの夏の光の中、都大路を山鉾が巡行しました。

“梅雨明け10日”という言葉の通り、うって変っての晴天つづきの毎日。夏空に光り輝くばかりの入道雲がぐんぐん背を伸ばしています。
季語の世界では、この夏雲を雲の峰と呼んできました。

雲の峰 いくつくずれて 月の山   芭蕉

元禄2年(1689)奥の細道を旅した芭蕉は、旧暦6月3日に出羽三山にかかっています。旧暦6月3日とは今年なら7月14日にあたりまさに今頃の季節を旅していたのです。月の山とは出羽三山の名峰月山のこと。刻々と姿をかえる雲の動きの中に堂々とした姿を見せる月山を詠んだ句としてよく知られています。
夏の声と共にあらわれる雲の峰、学名は積乱雲。入道雲という呼び名がポピュラーですが、日本各地では太郎をつけて呼ばれるところがたくさんあります。
信濃太郎、出雲太郎・・・・。太郎とは最も大きなものすぐれたものと辞書にはありますが、かってあばれ川として知られた利根川が阪東太郎と呼ばれたように青空に堂々の存在感を示す雲の峰がどんどん成長して空にひろがると雷雨をもたらすこともあり、おそろしさもこめて太郎と名づけられているのでしょう。
京都では、丹波太郎、北西にそびえる愛宕山の方角、丹波方面から湧き立ってくるところからこう呼ばれています。

むくむくと湧き立つようにカタチを変える雲は、いつの時代にも子供心に夢を育んできました。刻々と変わるその動きの中に一瞬のカタチを読み取るのは子供の得意ワザ。ドーナツ、メロンパン、サッカーボール、SL・・・・みんな持っている雲のおもいで・・・・。

大の字に寝てみたりけり 雲の峰   一茶

いよいよ夏本番。寝不足や水のとりすぎで体調をくずしがちの季節。胃腸の調子をととのえるツボは足三里や、おへそから指5本上の中脘のツボに「はじめてのお灸moxa」を・・・・。
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