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きのこの女王

梅雨明け以来、久しぶりの雨ですが、今年の夏は、猛夏の毎日、暦の上でも「大暑」まさに暑さはピークを迎えています。動物園の白くまが、さし入れの氷のかたまりをかかえて泳ぐニュースも例年通り、日本列島は今、まさにヒートアイランド状態です。

これは、ほんの2週間ほど前の梅雨の終り頃、久しぶりの晴れ間、竹やぶの中の道で出あいました。

たった今、開きはじめたばかりのキヌガサダケ、まっ白のレース状のスカートが降りはじめています。家に帰りカメラを持ってかけつけた時は、もうすっかりスカートを降ろし図鑑でおなじみのあの独特の姿ができあがっていました。

このキヌガサダケ、高温多湿の気象条件がととのった時、朝からきのこが伸びはじめレース状のスカートを降ろして昼すぎには、しおれてしまうという、あわただしいきのこ。
その成長のスピードは、肉眼でも確認でき、特に10数センチもの高さのレース状のスカートがひらく時間は、ほんの30分チョット。植物の成長スピードでは最も早いといわれています。

キヌガサダケは、その優美な姿の通り「きのこの女王」という称号を与えられていますが、中国では、さすが食の王国「山珍の王」と呼ばれ、又 竹林に多くできるところから竹の孫を意味するツースンと呼ばれ薬膳料理に用いられる高級食材として珍重されてきました。

このキヌガサダケ、その優美な姿に似合わずスカートを降ろす頃はスカートの上の黒い頭の部分から強烈な匂いの液体を出して昆虫を呼びよせる虫媒花。その匂いがスカートや軸の部分につかないように収穫して水洗いをくりかえし乾燥することで始めて食材となるのです。

見た目は、まっ白でおいしそうでも、私たちはその匂いを嗅ぐとちょっと食べることは考えられませんが、さすが食の国・中国です。中国では高温多湿の雲南地方の料理によく登場するようですが、そのキノコ特有のシャキシャキした食感と血糖値の上昇を押える効果があるとされ、なかなか手に入らず王様のきのことさえ呼ばれていましたが、今では人工栽培も進んでいるそうです。

土用の丑の日も終り夏はいよいよピーク、ここをのりきればもうすぐ暦の上では立秋です。
あとすこし、あなたの夏バテ防止に灸養生もとり入れてはいかがですか。
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* - * 13:12 * comments(2) * - * - -

コメント

毎週ブログを楽しませていただいています。随分前ですがキヌガサダケを食べたことがあります。スカートが広がる前に採って、ソテーにしていただきました。スカートが広がったあとに食べるとは知りませんでした。
Comment by かおり @ 2010/07/30 10:27 AM
コメントありがとうございます。
中国ではスカートも食べるそうですよ。中国食材店に売られている乾物のキヌガサダケ(竹笙)には軸もスカートも一緒に入っています。
Comment by sennenq @ 2010/07/30 5:24 PM
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