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スズムシバナ


秋の訪れを虫の声で知るという人は、以外に多いのですが、ちょうどスズムシが鳴く頃に咲くところからスズムシバナと名づけられた花が、今、咲いています。

例年は、もっと早い時期に咲くようですが、今年はあの猛暑で秋の訪れが遅くなっているのかもしれません。秋に鳴く虫の中でどうしてスズムシなのかはよくわかりませんが、その清楚な姿がスズムシの鳴き声のひっそり感となんとなくあっているような気がします。

スズムシバナは、かつてはスズムシソウと呼ばれていたのですが、春5月に咲くラン科のスズムシソウというのがあり、こちらは花そのものが、スズムシが翅をひろげているようなカタチで、翅のすけて見えるところまで似ているとあってか、スズムシソウの名はそちらに譲ったようです。

ところで、スズムシバナは朝咲いて夕方にはしぼむ一日花。そのはかなさも名前にぴったりですね。

万葉集の時代には、秋に鳴く虫はすべてコオロギと呼ばれていました。平安時代に入り虫の声を楽しむ文化が貴族社会で生まれ、スズムシ、マツムシなどの名前も登場してきます。
秋ともなれば嵯峨野などに虫の声をたづねるのが流行したようです。

ところで日本人は、世界でも数少ない虫の声がききわけられる人種だそうです。外国人にとって虫の声というのはノイズとしてしかきこえないといわれています。その理由はヒトの脳は左と右で役割が違い、左脳は言語を受け持ち、もうひとつの右脳はことば以外の音をうけ持っています。
日本語というのは、自然界の音に近い音が多いため、日本人は虫の声も左脳できいているから虫の声がききわけられるのだそうです。

   あれマツムシが鳴いている
   チンチロ チンチロ チンチロリン
   あれスズムシも鳴き出した
   リンリン リンリン リーンリン
童謡「虫の声」はまさに日本という国だからこそ生まれた名曲なのです。

又、鳴き出した虫の声にまざってスズムシの鳴き声もきこえています。夏が長かったぶん、秋の訪れは急ピッチ、めまぐるしい季節の移り変わりを乗り切るために「はじめてのお灸 moxa」を足三里に・・・・
とっておきの灸養生です。
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