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うぐいす餅

今日は立春、名残りの寒波も峠を越え大寒もきのうで終わり、あとは日一日春を待つばかり、日々の暮らしの中にもチラチラと春が顔をのぞかせはじめています。

お菓子屋さんの店先には、2月の声を聞いて待ちかねたようにうぐいす餅が並びました。
立春の声を聞くと、必ずおいでになるお客さまもあってとのこと、春を待ちわびる気持ちはだれも同じ、日本人は、自然の動きにもしっかり目をこらしてほんのちいさな気配をもキャッチ、もうすぐもうすぐと春を待って暮らしてきたのです。

うぐいす餅もそのひとつ、立春の声と共に店先に並び2月の半ばすぎには、はや姿を消すというまさに春を知らせるためだけのお菓子。そういえば、うぐいすも春告鳥とも呼ばれ、やっとうまく鳴けるようになると4月にはもう山に帰ってしまう春の鳥なのです。
 
間もなくどこからともなくうぐいすの声もきこえてきそうですが、うぐいすの姿はなかなか見つけにくい鳥です、というのもうぐいすは声と違ってその姿は、いたって地味なうぐいす色の羽根におおわれ、低いヤブの中をチョンチョンとせわしなく移動しながら虫をさがしているからです。
うぐいす色というのはうぐいすの羽根の色からきているのですが、オリーブグリーンをもう少し深くしたようなその色からはあのはれやかな鳴き声はチョッと連想できません。

梅にうぐいすとよく言われる時に一番間違えられているのがメジロ。メジロは近くで見ると目の周囲の鮮やかな白い線でわかりますが、遠目にはうぐいすと同じように枝をわたる姿から、けっこう混同されていてメジロをうぐいすと思っている人も多いのです。しかも、メジロの羽根の色は、うぐいすと違ってあざやかないかにも春らしい色なので、メジロの色をうぐいす色と思い込んでいる人も多く、うぐいす色というのは、どんどんそのはんいがひろがっているのです。

ところで、うぐいすには黄粉鳥という呼び名もあります。これはかつて秀吉がお茶会であんをつつんだ餅にきな粉のかかったのをうぐいす餅と命名したことによっているのだそうで、歴史のあるお菓子屋さんでは、今もきな粉のかかったのをうぐいす餅としているところもあるようです。

あんをおもちでつつんで両端をきゅっとつまんでうぐいすの姿にして青大豆の粉をパラパラとふりかけて春を告げるうぐいす餅。このお店のうぐいす餅は、あんも白あんにしていっそう春らしさを強調して春を待つ人の気持ちにこたえているそうです。

まだまだ余寒が身にしむ季節、インフルエンザの声もよくきく毎日です、このような時こそ
「はじめてのお灸moxa」で養生を....。やさしいはなの香りなら春待つ心にも灯りがともるはずです。
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