<< 京の夏のしつらえ「氷柱」 | main | なでしこ・花も注目 >>

うちわ・扇子、京の夏

夜明けを待ちかねたようにセミシグレが、きこえます。
暦の上では大暑、夏まっただなかです。

京都では夏を迎えるとたべもの屋さんなどに白地に大きく赤い字で名前だけ書かれたうちわがずらっと壁に飾られます。

普通のうちわより少し大ぶりの京丸うちわと呼ばれるこのうちわ、表には家紋、裏には舞妓さんや芸妓さんの名前だけが書かれた独得のデザインです。

7月に入ると京都の花街には、このうちわをお得意さんなどに感謝をこめてくばるならわしがあるのです。名前だけ入れて白地を大きく生かした舞妓さんのうちわが夏を知らせる・・・・いかにも京都ならではの光景です。

うちわは、中国から伝えられたのですが、もうひとつの扇子は、日本生まれ平安時代にはすでに存在していたそうです。
古い時代、うちわは女性が使う道具、男性は扇を使うとされた時代もあったそうです。


扇の語源は、あおぐからきており、風を送る道具ですが、扇子にはもうひとつ、能をはじめ日舞、落語などの古典芸能や茶道、結婚式など日常生活ではあらたまった時に使われることもあって京都には江戸時代からつづく扇を扱うお店がいくつもあります。

京扇子は京の町をあっちへいったり、こっちにいったりしていくうちに完成します。
扇子の骨にする竹を割るところから仕上げまで何十とある工程が骨は骨、絵柄は絵柄と実にこまかく分けられ、とても多くの人の手で分業によってつくられるのです。
扇子には左ききの扇子があるそうですが、普通は右手の親指だけですっと開くようにつくられています。
かたからず、ゆるからず、ちょうど親指の動きだけでスムーズに開く扇子には京の伝統工芸を支えるスペシャリストのワザがいくつも生きているのです。

扇子で風を送る。
きわめてささやかな風の動きに涼を感じとる。
今年の節電の夏は私達に、日本文化を支える繊細な感覚をよみがえらせてくれたといういいこともありましたね。

暑い夏、寝むれないときは足裏の失眠そして湧泉のツボに「はじめてのお灸 moxa」を。
暑さは今がピーク、もうひとがんばりの夏です。
* - * 14:33 * comments(0) * - * - -

コメント

コメントする









このページの先頭へ