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ケイトウ

 
花の名前の中には花を見て、あ、なるほどと思うのもあれば、なんだ、そのままじゃないですかという花の名前もあります。

ケイトウの花が今盛りです。
ケイトウの漢字は鶏頭。この字を見てもピンとこない人も多くなったようですが、夏の終りのまだ勢いのある日ざしの中、群の中でもひときわ大きく、スックと首を伸ばし周囲を見ている堂々としたオンドリの大きなトサカから鶏頭と名づけられたのです。かつては農家の庭先に放し飼いされていたニワトリですが、今ではケージの中などで飼われているためあまり目にすることはありませんね。

江戸の天才画家 伊藤若冲の超リアリズムともいえる筆致で描かれた「群鶏図」のあのオンドリの堂々とした姿の頭に見えるのが、まっ赤なトサカなのです。

グジャグジャとしてまっ赤な独得のカタチのケイトウの花は、夏の終りから秋にかけての季節にふさわしい花。
しかしケイトウの花といわれるのは、実は花序。花序とは花のついた茎のことでこの先が花びらのようにひろがったものでほんとうの花は、その下に小さく咲いているのです。

秋の花というと秋の七草のように、やさしい可憐な花がうかびますが、その一方でカンナ、ダリア、彼岸花、そしてケイトウなど、あざやかな赤い色の花もなぜか多いのです。
荒々しかった夏の名残りを一手にひきうけたかのようなはげしい赤の色もあるのが秋という季節でもあるのです。

鶏頭の十四、五本もありぬべし  子規

暦の上では「処暑」をこえました。「処暑」とは暑さが止み新涼を迎える頃とあります。
季節はめぐっています。夏のつかれから「秋バテ」などにならないように「はじめてのお灸 moxa」で養生をおすすめします。
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