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二百十日

先週ニューヨークは、26年ぶりにハリケーン・アイリーンがやって来るというニュースが世界をかけめぐりましたが幸いアイリーンは熱帯性低気圧に変わってことなきを得ました。
日本でも台風12号が、二百十日にあわせるように太平洋上で、足ぶみしながら日本列島をめざしています。

ハリケーン、サイクロンの世界各地で呼び名はさまざまですが日本で台風という言葉が使われはじめたのは、明治になってから。中国などで使われる「大風」とか英語の「Typhoon」から台風と名づけられたといわれていますが、それ以前の日本では「野分」と呼ばれていました。野の草を分けるようにして突然不気味に襲ってくる風、気象衛星もお天気レーダーもなかった時代、台風のおそろしさは祈るほかはなかったのです。

9月1日は、二百十日。立春から数えて210日目にあたるこの頃には、夏の太平洋高気圧の勢いが弱まり台風のコースが日本列島よりに変わってくることが長年の経験から判ってきて台風にそなえるようにと暦の上にも二百十日が記されてきました。


台風12号の接近にそなえて長野では早くも稔った稲の刈取りが大いそぎで進んでいるというニュースが伝えられましたが、二百十日のこの時期は農家の人にとっては春の苗代づくりに始まって田植、草取りと半年間、丹精こめて育てた稲の花がちょうど咲く時期にあたることから二百十日がただただ何事もなく無事に過ぎることを祈って各地で風を鎮める風祭や行事が行われてきました。三味線と胡弓にのせて唄われるおわら節の哀愁をこめたメロディにのせて、そろいのゆかたの男女の踊り手がしなやかに夜を徹して踊る「風の盆」は今では全国からファンがかけつける盛大なお祭りのようになっていますが、本来は踊りにあわせて風を送り出そうという願いがこめられた大切な祈りの行事だったのです。

大仏に二百十日もなかりけり(子規)

いよいよ季節は秋、まだまだ残暑がつづきますが、朝晩はことのほかひんやりしてきました。
風邪かなと思ったら、すぐに「はじめてのお灸 moxa」を手の合谷へ・・・・

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