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大根干し

晩秋の青く澄んだ空の下にまっ白な大根すだれがどこまでもつづきます。
今週の日曜日は立冬、暦の上では冬のスタートです。
霜が降りると甘さを増すといわれる大根、この季節、日本列島は北のほうから各地で大根干しがはじまります。

大根干しの目的はたくわん漬けのため。野菜の中でも90 %以上が水分で畑から抜きたての大根は曲げるとポキッと折れるほど・・・・。これでは桶の中に折れないようにびっしりつめることができないので、お日さまと吹きはじめた寒風で水分をとばすのが大根干し。
干しはじめて3日もすると表面にしわが見え、半月ほどでしんなりしたたくわん用の大根に変わるのです。
これだけでは、な〜んだですが、実は大根干しにはもっとおどろく理由があるのです。
それは、乾燥によって旨みが増すのはもちろん、栄養の面で干す前に比べてカリウムは約14倍、カルシウムは約23倍、鉄分はなんと49倍にもなるとかで、まさに大根、おそるべし大根の底力、これが日本人にもっともなじみのある野菜といわれてきた理由なのです。

大根引 一本づつに 雲を見る これは一茶が1803年に詠んだ句ですが、大根と日本人のかかわりはずっと古く平安時代、いや、もっと古くに中国から伝えられて、日本全国にひろがったのです。

練馬大根、桜島大根、源助大根・・・・。
その土地土地の風土の中で独自に改良された大根がその土地の名前や人の名前がついて残っています。
大根ほど日本人のくらしに深くかかわってきた野菜はないのです。

大根干しで有名な静岡県の三島。白雪をいただいた雄大な富士をバックに幾重にも干されたまっ白な大根がつづく光景は初冬の風物詩として知られてきましたが、近年ではたくわんの需要が減ったこともあり、かなり少なくなっているそうです。

この季節、大根だけでなく白菜、カブ、ほうれん草、さといもなど
おいしい野菜が旬を迎えますが、野菜も本来の旬のモノには自然のチカラが宿っているといわれています。

季節感がどんどん失われる中、実は私達のカラダも自然の野菜や生きものと同じ様に季節に対応して変化しているのです。
もっと季節を意識した暮らしを、そんなおもいでスタートしたせんねん灸ホームページ「ツボ二十四節気」8日からは立冬です。

冬の冷え、むくみには、内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみにあるツボ「太渓」に「はじめてのお灸moxa」でケアを・・・・
sennenq01 * - * 16:20 * comments(0) * - * - -

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