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唐板 日本最古のお菓子だって


京都には上賀茂神社のやきもち、下鴨神社のみたらし、平野神社のあぶりもちというように、そこにお詣りすると必ず出逢うお菓子がいくつもあります。
唐板もそのひとつ、西陣の上御霊神社の鳥居の前で売られているおせんべいです。
ただこのおせんべい、ただものではなく、なんと日本最古のお菓子なのです。

平安時代の貞観5年(863年)都に疫病がはやり、これを憂えた清和天皇が神泉苑で疫病をしずめるために、御霊会をとりおこなわれた時に、健康を祈る厄除けのおせんべいとしてふるまわれたのが、そのルーツ。
唐板の呼び名は歴史の授業でよく耳にした遣唐使の吉備真備が唐から持ち帰ったところからこう呼ばれてきたのだとか。
今のお店は応仁の乱のあと、古書をひもとき製法を学んで今の地で再興したとかでそれからでも早や500年以上。

気の遠くなるような歴史を背負っているだけに、うすくうすくパリパリした歯ごたえの中にほのかな甘さのあるきわめて上品なおせんべいです。
小麦粉、上白糖にタマゴ、そして塩少々をこねて、一旦ねかしうすくうすく伸ばして短冊に切り、ゴマ油をしいた銅板の上で一枚一枚手焼きします。
ふくらんだら、うら返して焼きあげると一枚一枚に焼きあとから生まれた文様がおいしさを引きたてます。
シンプルなだけにその味、その焼色、焼上りを守るのは、容易ではありません。
塩を入れる時「どうぞおいしゅうつくれますように」と念じるように、という家訓が今も伝えられるほど、道は奥深いそうです。

口にするとパリとくだけるその口あたりの良さには、時間をギュッと圧縮した歴史の深さが宿っているかのようです。
上御陵さんのおせんは今もあきのこないおせんなのです。

きのうはTVのニュースでは春を告げるまんさくが咲きはじめたとか。
私たちのカラダも春に向かって準備をはじめています。
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sennenq01 * - * 09:35 * comments(0) * - * - -

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