<< おやさいクレヨン | main | 生しらすピッツァ come soon >>

木瓜と書いてボケ


2月も最後の週となり、日ざしは春めいてきましたが、急に寒くなったりとまさに三寒四温というコトバがぴったりの天候にもかかわらず、ボケの花がひらきはじめました。

紬着た人 見送るや 木瓜の花

この句は元、彦根藩士で芭蕉十哲に数えられた森川許六の句ですが、少し春めいた光の中に咲くボケの花が目にうかぶような名句です。

春一番に咲くロウバイやまんさくなどの黄色い花とは違ってしっかりとした赤い花をつけるボケは中国原産。
薬用として平安時代に日本に伝えられ、のちには鑑賞用に庭木として植えられるようにもなりました。

ちょうど梅と桜の間に咲きますが香り高く気品のある梅や、春を桜色に染める桜とは違ってどこかひっそりと庭の一角で咲いているのがボケ。

花屋さんで「ボケはトゲが鋭いので気をつけて下さい」と声をかけられ、よく見ると花に似合わず鋭いトゲがありました。
このトゲがきらわれて、梅や桜ほど注目されてこなかったのかもしれません。

しかしボケのその赤色は古くから緋色と呼ばれる鮮やかさ、決してボケなんて呼びかたはちょっとかわいそうですが、ボケは漢字で書くと木瓜、花が終わり小さな実がなるとその実が瓜をおもわせるところから、木になる瓜ということで「木瓜」「もっか」「もっけ」とも「もけ」ともよばれていたのが、いつしかボケになったとか。

ボケの実は生薬としては乾燥してくだいたものが「木瓜」もっかと呼ばれセキドメや利尿薬として効果があると重宝されてきました。
又、ボケの実は果実酒にすると同じ仲間のカリンに似てその味と香りは最高といわれています。

3月に入ってもまだまだ寒い日がやってきます。古都奈良に春を告げる東大寺2月堂の一ヶ月に及ぶお水取りの行事が始まりましたが春はもう少し先。
「はじめてのお灸 moxa」で養生を。三寒四温の日々を乗りきってください。
sennenq01 * - * 09:36 * comments(0) * - * - -

コメント

コメントする









このページの先頭へ