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雀隠れ


旧暦3月の終わり頃の季語に「雀隠れ」があります。
春に芽を出した野の草花が春の深まりとともに花をつけたり、10センチくらいに成長した今頃の草むらのこと。
一方、スズメは生まれて約2週間ほどで巣立ちます。ちょうど今頃は母スズメに見守られて生まれたばかりの子スズメの自然へのデビューのとき、雑草をついばんだり、小さな虫をつついたりとその成長の早さはおどろくばかりです。そんな子スズメが身をかくすのにちょうどいい草丈に育った草むらが「雀隠れ」。子スズメにとっては保育園のグランドのような草むらのことなのです。

「萌え出でし 野辺の若草 今朝見れば 雀隠れに 早やなりぬ」

ところで、近頃スズメの姿をめっきり目にしなくなりましたが、一説によるとこの50年間で1/10にもなったとか。巣づくりのための軒先や瓦屋根のスキ間がなくなったとか、農地や空地がどんどん宅地化されたとか、農薬でエサとなる小さな虫がいなくなったとかの説がありますが、ロンドンでもこの5年間で半分近くに減ったとも言われていますが、こちらも原因不明とか。

スズメ、ドジョウ、ツバメ、メダカ、かつて童謡のメインキャラクターだった小動物や小魚をめっきり見かけなくなった反面、カラスなどは増えるばかりというのは、やはりヒトの暮らしが原因のようです。

この「雀隠れ」は農事暦の中にもあります。
こちらはスズメの鳴声がきこえてもすっかり茂った若葉にかくれて、姿が見えなくなるのが種まきの時期を知らせる自然からの便りだそうです。

5月1日は八十八夜 茶どころ京都 宇治では茶つみのイベントが行なわれました。
いよいよ夏です。初夏の養生はせんねん灸ホームページ・ツボ二十四節気「立夏」をご覧ください。
sennenq01 * - * 09:35 * comments(0) * - * - -

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