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デコポン


夏みかんは別として、カンキツ類の最後を飾るにふさわしいのがデコポン。
今ではその甘さ、ジューシィな点でも人気急上昇です。
デコポンの歴史はけっこう新しく、1970年代、長崎の農林省果樹試験場で生まれました。
3000年もの昔からカンキツ類が食べられていたというインド生まれで明治に日本に伝えられたヘタにコブのあるポンカンを父に、温州みかんとアメリカのオレンジをかけ合わせて生まれた果汁の多い清美オレンジを母として生まれたもので、いわばインドとアメリカにもルーツを持つすぐれたDNAをすっかりうけついだのが、デコポンなのです。
しかし、生まれた時から決して大歓迎という分けではありませんでした。
というのも味の点では一定の評価があったものの、見た目にはヘタの部分にデコと呼ばれるコブがあるため、カタチがふぞろいで、皮もゴツゴツしていておいしそうではないという評価、しかも熟成すると皮がしぼむなど全然でした。

ただおいしさの点では知られ、熊本県で栽培されるようになり土地の名前から「不知火」しらぬいと呼ばれていました。この知る人ぞ知る味の良さをもっと知ってもらうためにと糖度13度以上、酸度1度以下のものを熊本県がその不評の外見を逆手にとって「デコポン」と命名。
「デコポン」「DEKOPON」は商標登録されて、あれよあれよの間に親しみやすいネーミングとそのおいしさが知れわたり今やカンキツ類のエリートに育ってきたのです。
みにくいあひるの子ではありませんが、熊本県の戦略が見事、実を結んだのです。

普通デコポンは樹を守るためにまだ酸味の強い時期に収穫し、倉庫で一定期間熟成して、酸味がほどよくなった頃に出荷しますが、今のシーズン出回っているデコポンは、樹なりデコポン。
倉庫で熟成するのを、樹にならせたままで熟成するため甘味とほどよい酸味からさらに今人気上昇中です。
熟成するまで樹でならせたままにするのは樹にとっては大変なダメージとあって、強くえらばれた樹でしか収穫できないというだけあって、おいしさもさることながら値段もなかなか。

梅雨の前ぶれをおもわせる不順な天候がつづいています。
考えようによっては突然梅雨になるのではなく、まもなく梅雨ですよと私達に知らせる自然の配慮なのかもしれません。
自然からのアドバイスに耳をかたむけ梅雨にそなえての養生を。胃腸の調子をととのえるツボは手の合谷です。
sennenq01 * - * 09:35 * comments(0) * - * - -

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