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雨の匂い

しばしば暴力的とも思える集中豪雨を各地にもたらしている今年の梅雨も沖縄はとっくに梅雨明け、本州もまもなくのようです。

 

梅雨といえば、雨。雨の話題に、こと欠きませんが、雨に匂いがあると語ったのはギリシアの哲学者アリストテレス。
「雨には匂いがある。それは虹の匂いだ」といったとか。

 

雨の匂いといわれても雨は水。雨そのものに匂いはないはず。
しかし匂いがあるといわれてみると、遠い日の記憶の中には校庭の鉄棒の匂いと並んで、雨の記憶にはほこりっぽいような匂いを感じたことがあったような気がします。
校庭で夢中でボールを追っかけていたとき、突然きたドシャ降りの雨のとき、虫とりの途中で公園の木の下で雨やどりしていたときなど、たしかに雨の匂いを実感した記憶がある気がします。

 

1960年代、オーストラリアの科学者たちが湿度が一度の高さになった時、自然の植物が発する科学物質がしみ込んだ粘土や岩から独得の匂いが発散されることをつきとめ、この匂いをギリシア語で石のエッセンスという意味のペトリコールと名づけました。それが雨の降りはじめの匂い。
2000年をこえてアリストテレスのコトバが科学的に証明されたのです。

 

雨のニオイは発達しつづける科学の目によって、さらに解明がつづき、近年降る雨の超高速度撮影から地面に落ちた雨の水滴はその瞬間、目には見えないほどの水の微粒子となって地面からとび散る時に、地面にしみ込んでいる植物の匂いのエッセンスをつつみ込んで空中にまき散らすことで、雨の降りはじめに独得の匂いがたちのぼることが実証されています。

 

雨の匂いをたしかめようと思っても今日は梅雨の晴れ間でしばしおあづけ。

 

暦の上では小暑。
本格的な暑さがいよいよスタートです。
夏の体調管理はせんねん灸ホームページ・ツボ二十四節気「小暑」をご覧ください。

 

sennenq01 * - * 09:35 * comments(0) * - * - -

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