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大文字の京菓子

暦の上では立秋をこえ、来週16日は、京の夏のフィナーレ大文字です。

あちこちのお菓子屋さんに大文字をモチーフにした京菓子が並びはじめました。
夏らしい葛饅頭のくずの下から大の字がうかんでみえるもの、菓子全体を大文字山に見立てて中腹に大の焼印を押したもの、中につつまれた餡の上のせられた大の字がうっすら見えるものなどなど
いずれもひかえ目に大の字をいかに見せるかに趣向をこらしています。

 

京都では普通「大文字」と呼びますが、正確には「大文字の送り火」。
その歴史はとても古く平安時代ともに伝えられほど。
大文字は大の字の㐧一画の一が75mもある巨大なもので大の字だけで75個もの火床に薪が積みあげられ合図とともに大勢の人によって点灯されるのです。

 

大文字の送り火は、京のお盆にお迎えした御先祖さまを家の表でおがらを燃やしてお送りするあの送り火と同じです。
今、東山如意缶の「大文字」松が崎の「妙法」船山の「船形」嵯峨の「鳥居形」衣笠の「左大文字」と五つの送り火が8月16日の夜8時からつぎつぎにともり、京の街は全体が送り火につつまれるのです。

 

大文字の消炭は奉書紙につつんで水引きをかけ玄関につるしておくと泥棒よけになるとか、水をはったおわんに大の字を映し込んで水とともに飲むと一年間無病息災がかなうとか、さまざまないい伝えが今も残る大文字。かつては家族そろった大文字のよく見える鴨川の橋の上などに出かける人も多かったのですが、今やすっかり京の夏のお祭りのようになって橋の上も観光に訪れた人でいっぱいです。

 

大文字を迎えるとああ今年の夏も無事でほっとすると京の人はよくいいます。大文字がいかに京のくらしのなかにさまざまなかたちで深くかかわっているかが伺われます。

大文字が終わると待っていたかのように朝夕はひぐらしの声につづいてツクツクボーシの声もきこえはじめ京の街は静かに秋へと季節を移していきます。

季節の変り目はとかく体調をくずしがち。夏の間の冷たいもののとりすぎで胃腸もかなりつかれています。
盛りだくさんの行事がつづく秋にそなえて「はじめてのお灸moxa」を胃腸をととのえる足三里のツボへ。

sennenq01 * - * 12:21 * comments(0) * - * - -

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